こんにちはー!
イークリックの中川です。
実は・・今更ですが「オーガニック」「無添加」「自然派化粧品」の違いが
いまいち分からず・・なんか上の文字が入っているとお肌にいいんだろうな~
というイメージしか・・ということで調べてみました。
オーガニックとは「有機」という意味。なじみ深いのは野菜ですよね。
オーガニック野菜ってオーガニックってついているだけで高いので、
値段から見ても体によさそうだなぁ~と単純に思ってしまいます。
野菜でオーガニックって言うと、肥料や農薬などの化学合成成分を
使用せずに太陽・水・土地・そこに生物など自然の恵みを生かした農業や
加工方法をいうそうです。野菜は有機JASマークを付けることが義務付けられています。
JASマークにも色々あるのも知らんかったぁ~!!
では、化粧品はどうなのか?びっくり!!
なんと、日本にはオーガニックコスメの規格制度がないそうです。
なんでも一滴でもオーガニック成分が配合されていたら、オーガニックとうたえるそうです。
えっ!明確な基準がないって・・こわっ!
メイドインジャパンのオーガニック認証のない商品はオーガニックコスメではないの?
逆に怖いわ!と思うでしょ~。
私思いました。
ほぼ知識がないと、逆にやめたほうが無難かもって思いません?
私のような初心者の場合は、認定機関の審査を通過したものを買ってみるのがいいと思います。
ここで代表的な世界のオーガニック認証機関をご紹介します。
USDA
United States Department of Agricultureの略
アメリカの農務省が管轄しているオーガニック認証機関
- 収穫の3年前まで農薬・科学肥料を未使用の土地で有機栽培されていること
- 原料の遺伝子組み換え・電離放射・下水汚泥は禁止
- 水と塩分を抜いた質量で、製品の95%以上がオーガニック原料で製造されていること
- 残りの5%も国が認めた合成物質・天然物質でなければならない
USDA認証は4段階あり、
USDAのロゴの表示が認められているのは、
製品のすべてがオーガニック原料である「100% Organic」か
製品の95%以上がオーガニック原料で作られている「Organic」の2つのみ。
その他のものはUSDAマークを表示することができません。
ECOCERT
ECOCERTの基準は厳しく、主に次のような決まりが定められています。
- 合成着色料、合成香料は使用しない
- ポリエチレングリコール(PEG)、パラベン、フェノキシエタノールの使用は不可
- ナノ粒子は基本的に不可
- 遺伝子組み換えされた原料は使わない
- 動物由来の原料は、はちみつ、牛乳など生きた動物からのみ採取するもの
- 動物実験は行わない
- パッケージもリサイクル可能であることなども認証の条件です。
BDIH
BDIHの認定ガイドラインでは、大きく分けて以下8つの認定基準を設けています。
- 植物原料 可能な限り植物原料を使用し、使用する植物は有機栽培又は野生採取であること。
※植物の質や供給量によって例外もあり - 動物保護 動物実験は、委託実験を含み一切行わない。
また哺乳類に由来する原料(ミンク油、モルモット油、動物性コラーゲン、細胞など)は使用不可。 - 鉱物原料 塩類(硫酸マグネシウムなど)や鉱物(塩化ナトリウムなど)は原則的に使用可能。 (ただし、例外もあり)
- 制限のある成分 オーガニックコスメを製造する際、乳化剤として以下の原料から加水分解、 水素添加、
エステル化等で加工した場合は使用可能。 植物性ワックス レシチン ラノリン プロテイン - 禁止成分 合成着色料、合成香料、シリコン、パラフィン、その他石油製品は使用不可。
- 保存料 製品の安全と安定性のために使用する、防腐効果のある天然成分の保存料は使用可能。
天然の状態で存在している、安息香酸、安息香酸塩類、エチルエステル、サルチル酸、 サルチル塩類、アスコルビン酸などの使用可能。 ただし、配合する場合は必ずラベルに表示をする。 - 放射線加工 成分、及び化粧品を放射線による殺菌、防腐加工は行わない。
- 管理上記の基準を満たしているかどうか、ドイツの独立機関によって管理・記録されます。
NATRUE

- ナチュラルおよびオーガニックな成分が配合されています。
- 許可されている製造段階での制限が守られています。
- 環境にやさしい製造方法がとられています。
- 合成香料および合成色素は配合されていません。
- 石油系原料は含まれていません。
- シリコンオイルやその誘導体は含まれていません。
- 遺伝子組み換え植物あるいは有機体からの原料は含まれていません。
- 製品や植物性成分には放射線処理が施されていません。
- 動物実験は行われていません。
3つの認証クオリティ
- 自然化粧品(最大のナチュラル)
- オーガニック原料を含む自然化粧品(自然原料と70%以上のオーガニック原料)
- オーガニック化粧品(自然原料と95%以上のオーガニック原料)
3つの原料区分
- 自然原料(自然界から得られる原料)
- 準自然原料(厳格な条件の元に化学処理が施された自然原料)
- 自然同一原料(厳格な条件の元に自然界の物質を化学的に製造した原料)
いや~調べるときりがなくなりますね~。
皆さんが選択する際の基準は色々とあると思いますが、
私は動物実験していない会社のものを使っています。
友人が以前某有名化粧品会社の動物実験施設で働いていたんですけど、
ひどすぎる!!これを聞いてから、なんか化粧品一つ買うのにも
これってどうなんだろうって考えるようになりました。
動物実験していない化粧品会社の一例
- 再春館製薬(ドモホルンリンクル)
- (株)ドクターシーラボ
- シャボン玉石けん(株)
- SABON
- THE BODY SHOOP
- DHC(ディーエイチシー)
- 無印良品
- ロクシタン
ちなみに・・私はシーラ、主人は無印良品の化粧品を使っています。
犬猫と共に暮らしている私たちの最低限のルールです。
これもしっかりとした保護活動の一環だと思います。
「オーガニックコスメ」が当たり前のように日本でも認識され、ニーズは高まっています。
本当に努力をして、商品を開発している会社が利益を得るように日本でも化粧品に対する公的なオーガニック基準ができるといいですよね~。
他にも色々とありますが、自分の使っている化粧品ってどこから生まれたんだろうと振り返るきっかけになったらうれしいです!
いや・・調べるのって面白い。