こんにちは、染谷です。

今回はブログの書き方というよりも商品を売るにあたっての情報の収集方法について解説します。

よくリサーチと称されますが、表面的なリサーチでは購買意欲を向上させるまでには至りません。適切なリサーチをおこなうことで、読者の心に響くフレーズを使いこなせるようになりますので、徹底的に調べましょう。


アンケートとリサーチの違い

商品を売るには読者が何を求めているかを察する必要があります。そのためにリサーチを行うわけですが、このリサーチはアンケートではありません。

みなさんもアンケートに答えたことがあると思いますが、完全に正直に回答していますか?なんとなく点数を高めに付けたり、無理に自由記入欄に意見や要望を書いたことはありませんか?

このようにアンケートを実施しても本当に正直に回答する人は少数です。無意識的に人は嘘を記入しているのです。お客様が求めていることというのは一つではありません。 いろいろなキーワードがとっ散らかった状態で、お客様の頭のなかに要望は存在しています。そのキーワードを見つけ出すことが「察する」という作業で、本来の意味でのリサーチです。


商品を売るために必要な3つのリサーチ

リサーチをおこなう必要があるのは以下の3つです
 ・「自分の売りたい商品のリサーチ」
 ・「マーケットのリサーチ」
 ・「売る想定の人物像のリサーチ」

まずは売りたい商品のリサーチ。
「自分が売りたい取扱商品のことなんて知ってるよ」と思われる人もいるかと思いますが、再度確認しておくことで競合との違いが明確になりやすいです。
自分/商品の特性、長所、短所、独自性、他人からの評価、価格(価値)、色、形状、生産者のキャラクター、こだわり、開発秘話など。考えられる要素をすべて書き出し、その魅力を余すところ無く表現できるようにしておきましょう。

続いてマーケットのリサーチです。
これはとにかく外に出ていろいろな生の情報を仕入れてくるだけです。
もちろん本を読んだりネットで調べたりするのも大切ですが、実際に現場で聞くことができる話や、肌で雰囲気を感じてくることによってあなたの経験値が飛躍的に向上します。書店で売れている本や雑誌を調べても良いでしょう。本が売れているということは、そのジャンルはホットだということになります。

次に関連するジャンルのリサーチをしてみましょう。
アパレル業界を調べているのであれば宝飾業界も調べてみる、基礎化粧品を調べているのであればメイクアップ用品やエステティック業界も調べてみる。パソコン業界を調べていたら家電業界も調べてみる。ちょっと面倒ですが、この面倒な事をやることにより業界内(外)での位置付けや特徴、他ジャンルとの共通点(相違点)が発見できます。この調査がすぐに収益に繋がるわけではないですが、知識を積み上げていくことで、情報に厚みのある記事になっていきます。

最後に想定する見込み客のリサーチです。
どんな人に買ってもらいたいかを徹底的に調べます。これは自分の商品の特性がわかっていないとできません。
語学を学び始めた人なのか、会話力を高めたい人なのか。ジョギングレベルなのか、フルマラソンに参加するレベルなのか。取り扱う商品によって、読者へ発信するメッセージも変わってきます。自分が顧客になった気分で店舗を回り、自分が買うつもりで店舗のスタッフと話してみましょう。頭の中で想像しているだけでは気付かなかった現場の意見を知ることができます。

インパクトだけでは単なるイロモノ。読者の心に残るフレーズを散りばめて

現場でよく使われている会話や、雑誌、テレビ等でよく使われているフレーズやキャッチコピーを見つけ出し、それをあなたのショップに散りばめることで、効果的に顧客に向けてメッセージを伝達することができます。
いくらユニークなアイディアでも、それを世間が求めていなければ単なるイロモノで終わってしまいます。そのために自分と外部環境とのすり合わせをおこなう必要があるのです。

まとめ

『売りたい商品』『マーケット』『売る対象』
を徹底的にリサーチすること

『売りたい商品』について
その商品がもつ魅力を余す事なく伝えられるように再確認/調査を行う

『マーケット』について
現場で情報収集して生の情報を仕入れ、次に関連する商品ジャンルの情報も仕入れる事で情報に厚みのある記事に生かす。

『売る対象』について
「売りたい商品」を買ってもらう対象を具体的に思い浮かべること。その対象に適した情報を発信することで記事の価値が高まります。

2013年10月18日に別のサイトで公開されていた記事を、関係者に許可を得て転載・編集しております。